点検・整備でお預かりしました
TOHATSU MFS2B です
ご購入から 5年たちました
最後にご使用から 8ヶ月ほどたつそうです
お預かりして まず気になったのは
本体の腐食です
アルミプロペラの交換されてますが
アルミプロペラも腐食がしています
ご購入後 初回点検には来られていますが
その後 点検・整備の記録はありません
おそらく プロペラは一度も取り外しされてないのでは。。。
と、思われます
塩害でガッツリかたまり 割りピンが取れそうにありません
このままだと、本当に取らないといけない時に
取り外すことができそうにないので
ど~にか取り外し プロペラの穴など掃除しました
プロペラシャフトも 塩塩です
燃料系を見てみましょう
汚れがあります
タンクのキャップにサビがありました
フューエルフィルターは汚れています
キャブレター点検
激しく汚れています
スパークプラグ点検
サーモスタット点検
インペラ点検
インペラ 切れてます
ポンプケース固定のボルトを綺麗します
こちら交換部品
インペラ交換しました
ギヤオイル交換
エンジンの舵を切る重さを調整するスクリュですが
塩害でガチガチでした
綺麗に掃除しました
キャブレター掃除をしたかったのですが
なかなか部品が取り外しができず
時間がかかりました
汚れや、固着が激しく 掃除して問題なければよいのですが。。。
なんとか分解できて、掃除しました
そしてシフトレバーが固着気味で
動きが固くなっていたので
シフトレバー部分の掃除をします
塩分などが ガッツリシフトレバー部分に付着しています
シフトレバー取り外し
シフトレバーを取り外すには
エンジンを取り外さないといけません。
エンジン側もキレイにしました
取り外した時に見える ボルトもキレイにして
錆止め塗装
エンジン取り外した状態で エンジンオイル交換
スイベル部分のボルト 綺麗にして錆止め塗装
腐食していたボディもキレイにして
補修スプレーで塗装
エンジンを腐食させないように
定期的にアノードを掃除、交換しましょう (^^)/
MFS2 には 1個 下から見ると
プロペラの上に見えます
この写真は 別のお客様の2馬力ですが
このように ポロポロ砕けるような状態では
本来の効果が発揮できません
アノード本体が自ら腐食することで
船外機本体を腐食から守ってくれていますので
溶けているように見えたり
ポツポツ小さな穴が開いたように見えたり
ボロボロになる物ですが
そのままの状態が続くとよくないです
高額な部品ではないので
早めに交換をオススメします (^^)/
その他 部品交換や清掃・調整、グリスアップなど後
試運転
始動し、検水口からの水の出具合も良いのですが
すぐ停止したり、不安定です
キャブレターの掃除だけでは
ダメでした
キャブレターASSY交換となります